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【初心者向け】垣根の剪定時期はいつ?プロが道具選びと剪定のコツを教えます

GRL-TKY

こんにちは!庭あそびブログを運営している2児の父・GRL-TKYです。

キャンプ歴12年、保育士資格・バーベキュー検定・お肉検定を取得。

庭での遊びやガーデニング、アウトドアの楽しみ方を、実体験ベースで発信しています。

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初心者が今日からできる垣根の剪定時期の見極め方とプロがすすめる道具と剪定の進め方まで完全網羅

こんにちは。
大人から子どもまで庭で楽しむ情報を公開している庭ASOBI、運営者のGRL-TKYです。

垣根の剪定時期っていつが正解なのか、生垣の剪定時期や生垣の手入れのコツ、剪定の頻度や剪定は年何回くらいが目安なのか、悩んでいる方は多いかなと思います。
さらに、電動の剪定バリカンを使うか手動のハサミにするか、垣根の剪定バリカンを選ぶ基準も気になりますよね。

このページでは、垣根の剪定時期を季節ごとに整理しながら、生垣剪定時期の考え方や、生垣手入れの基本、刈り込み中心で仕上げる方法や仕立て直しのステップまで、私自身が庭で試してきたポイントをまとめていきます。

これから垣根をきれいに保ちたい人も、すでに伸び放題でどうにかしたい人も、
この記事を読めば「いつ・どこを・どのくらい切ればいいか」が具体的にイメージできるはずです。

一緒に、無理なく続けられる垣根の剪定計画を組み立てていきましょう。

この記事を読むポイント

  • 垣根の剪定時期を季節ごとにざっくり把握できる
  • 剪定の頻度や剪定は年何回が目安かが分かる
  • 刈り込みと透かし剪定、仕立て直しの違いを理解できる
  • 剪定バリカンや剪定ハサミなど道具の選び方と安全な使い方が分かる

垣根の剪定時期を知る基本

まずは、垣根の剪定時期をざっくりと押さえつつ、どれくらいの頻度で手を入れればいいか、全体像から見ていきます。

ここが見えていると、その年ごとの予定や家族のスケジュールにも組み込みやすくなりますよ。

「なんとなく伸びてきたから切る」のではなく、「この季節はここまで」という基準があるだけで、失敗しにくくなるんです。

  • 剪定頻度と剪定は年何回の目安?
  • 垣根手入れと剪定時期の関係
  • 刈り込みと剪定方法の違い
  • 剪定仕立て直しの考え方
  • 剪定ハサミの選び方と使い方

剪定頻度と剪定は年何回の目安?

垣根の剪定頻度は、一般的には年1〜2回が目安です。
とはいえ、「絶対にこの回数じゃないとダメ」という話ではなくて、樹種や庭の環境、あなたのライフスタイルによってちょうどいいペースは変わってきます。

成長が早い樹種(レッドロビンやプリペットなど)や、道路に面していて常にきっちり見せておきたい生垣は年2回以上軽く整えることも多いですし、
自然な雰囲気を楽しみたいお庭なら年1回のしっかりした剪定+必要に応じて軽いカット、くらいでも十分きれいに保てます。

「剪定は年何回が正解?」と聞かれることが多いのですが、私の感覚としては、次のように考えると分かりやすいですよ。

剪定頻度のおおまかな目安は以下の通り。

  • 最低限のメンテナンス:年1回の強めの剪定(冬〜早春など)
  • 見た目もきれいに保ちたい:年2回(春〜初夏と秋の軽剪定)
  • 生長が早い生垣や狭い敷地:必要に応じて年2〜3回の軽い刈り込み

ここで大事なのは、回数そのものよりも「木にとって無理のないタイミングで、切りすぎない」ことです。

一度に葉を落としすぎると光合成ができなくなり、最悪の場合は樹勢がガクッと落ちてしまいます。
とくに新しく植えたばかりの若木や、乾燥しやすい場所に植えてある生垣は、少し控えめなくらいでちょうどいいかなと思います。

忙しい人向けの「最低限プラン」

「共働きで時間が取れない」
「小さい子どもがいて作業時間が限られる」

そんな場合は、思い切って年1回の強めの剪定+気になる枝だけ都度カットという最低限プランで考えてOKです。

年1回の剪定は、落葉樹なら冬〜早春、常緑樹なら春や秋など、その木にとって負担が少ないタイミングを狙って行いましょう。

そのうえで、普段は次のような「ついで手入れ」で十分です。

  • 庭に出たついでに、明らかに飛び出している枝だけ1〜2本カット
  • 通路にせり出してきた枝を、歩きやすいラインまで戻す
  • 枯れた枝や、病気で変色している葉だけ取り除く

この「ついで手入れ」を意識しておくだけで、年1回の剪定がかなりラクになります。

「完璧にやろう」と思わないことが、長く続けるいちばんのコツかもしれません。

家族の予定に合わせてざっくり組む

もうひとつおすすめなのが、家族の予定ベースで剪定の回数を決めてしまう方法です。

たとえば、「ゴールデンウィークに春剪定」「秋の連休に軽い剪定」といった感じで、カレンダーのイベントとセットで予定しておくと忘れにくくなります。

庭キャンプやバーベキューの前に垣根を整えておくと、写真映えもしますし、子どもたちにとっても「庭の手入れ=楽しいイベントの一部」という印象になってくれますよ。

「今年は忙しくてあまり触れないかも…」という年は、無理に何回もやろうとせず、
年1回しっかり強めに整えて、あとは気になる枝だけ軽くカットするくらいのイメージで大丈夫です。

完璧主義よりも、「続けられるペース」を優先してあげてくださいね。


垣根手入れと剪定時期の関係

垣根の手入れは、ざっくり言うと「木の生長リズムに合わせてメリハリをつける」のが基本です。

人間にも活動的な季節と休みたい季節があるように、樹木にも「グングン伸びる時期」と「休んでいる時期」があります。
そのリズムに合わせて剪定時期を決めてあげると、樹木へのダメージを抑えながら、きれいな樹形をキープしやすくなるんです。

季節ごとのざっくりスケジュール

生垣の剪定時期として、多くの樹種に共通しているのが次のような流れです。

季節主な作業のイメージ
春(3〜4月)冬に伸びた枝の整理・強めの剪定(常緑樹の強剪定など)
初夏〜夏(6〜7月)伸びすぎた部分の刈り込み・軽い整え
秋(9〜10月)冬に備えて形を軽く整えておく
冬(12〜2月)落葉樹の太い枝を整理する本格剪定

とくに落葉樹は、葉が落ちている冬のあいだは枝ぶりがよく見えるので、「どの枝を残して、どの枝を切るか」を判断しやすくなります。
林野庁の資料でも、樹液の流動が少ない冬季は整枝・剪定による樹体への影響が少ない時期として紹介されていて、
太い枝を切るような作業には向いているとされています(出典:林野庁「林業種苗の品種・系統と育種」)。

やってはいけないタイミングの考え方

一方、真夏の猛暑&真冬の極端な寒さの時期は大規模な剪定を避けるのが無難です。

真夏の強い日差しのもとで大量の葉を落としてしまうと、木が水分を調整しづらくなり、枝先から枯れ込んでしまうことがあります。
逆に真冬の冷え込みがきつい時期に太い枝をバッサリ切ると、切り口が凍結や乾燥のダメージを受けやすくなります。

目安は下記の通り。

  • 真夏(7〜8月)の炎天下:強剪定は避け、どうしても必要なら早朝か夕方の軽いカットだけにする
  • 真冬(1〜2月の厳寒期):常緑樹の大規模な剪定は控えめにして、落葉樹の太枝整理を中心にする

日常の「ちょこっと手入れ」で差がつく

日常的な垣根手入れとしては、季節に関係なく「明らかに枯れた枝」や「歩くときに当たって危ない枝」だけをこまめに切っておくと、あとからまとめて剪定するのがかなりラクになります。

  • 玄関アプローチに飛び出している枝だけ、週末にサッとカット
  • 子どもの目線の高さにとがった枝がある場合は、気づいた時点でその場で処理
  • 明らかに色が悪くなっている葉や枝は、病気が広がる前に早めに取り除く

こうした「数分で終わる手入れ」を積み重ねておくと、季節ごとの本格剪定が「重労働」ではなく、「ちょっと頑張れば終わる作業」くらいの感覚になるはずです。

あなたの生活ペースと木の生長リズム、その両方を意識しながら、ムリのない剪定時期を組み立てていきましょう。


刈り込みと剪定方法の違い

垣根の剪定でよく混同されるのが、「刈り込み」と「透かし剪定」です。

どちらも枝を切る作業ではあるのですが、目的と切り方がちがうので、頭の中で整理しておくと仕上がりがグッと良くなります。
「なんとなく外側だけバリカンで揃えている」という状態から、一歩ステップアップしたい人は、ここを意識してみてください。

刈り込み=外側のラインづくり

まず刈り込みは、生垣の「シルエット」を整える作業です。
外側に飛び出した枝や葉を、刈り込みバサミや電動バリカンで一気に揃えていきます。

道路から見えるラインをシャキッとさせたいときや、通路にはみ出している枝を引っ込めたいときに活躍します。

方法主な目的よく使う道具
刈り込み外側のラインを揃えて、見た目をシャキッと整える刈り込みバサミ、電動バリカン
透かし剪定内側の混み合った枝を抜いて、風通しと日当たりを確保剪定ばさみ、剪定ノコギリ

刈り込みのポイントは、「側面は下から上へ」「上面は水平に」を意識すること。
下から上へ刈ることで、切った葉や枝が自然に下に落ちていくので、仕上がりがきれいになりますし、刈り残しも見つけやすくなります。

透かし剪定=中身の健康管理

一方、透かし剪定は、生垣の「中身の健康」を整える作業です。
外から見えにくい内側の枝を1本ずつチェックします。

  • 交差してこすれ合っている枝
  • 明らかに枯れている枝
  • 内側に向かって伸びている枝
  • 古くて太いのに、先端の葉が少ない枝

上記のような箇所を剪定ばさみやノコギリで間引いていきます。

こうすることで風通しと日当たりが良くなり、新しい芽が育ちやすくなります。

病気や害虫も、「ジメジメして暗い場所」が大好きなので、透かし剪定は予防の意味でもかなり大事な作業となります。

両方をどう組み合わせる?

多くの生垣では、外側は刈り込みでラインを整え、中身は透かし剪定でスッキリさせるというセット運用が基本です。

刈り込みだけを繰り返していると、外側はきれいでも内側が真っ暗になり、やがて葉が落ちてスカスカになってしまうことがあります。
逆に、透かしばかり意識しすぎると、ボリュームが足りなくなって「頼りない垣根」になりがちです。

おすすめポイントは以下の通り。

  • 年1回:透かし剪定メインの日を作る(内側の健康チェックの日)
  • その他のタイミング:刈り込み中心で表面のラインを整える

このようにしておくと、見た目と健康状態のどちらもケアできますし、「今日は透かしの日」「今日は刈り込みの日」と作業の目的もはっきりして取り組みやすくなります。


剪定仕立て直しの考え方

「すでにかなり伸びてしまった」
「幅も高さも大きくなりすぎて、もうどうしようもない」

そのように感じている垣根は、いきなり丸坊主にするのではなく、数年かけて仕立て直ししていくイメージを持つと安心です。

一気にやろうとすると、見た目もガラッと変わってしまいますし、木にもかなりのストレスがかかります。

一度にやりすぎるリスク

一度にやりすぎると危険

高さや幅を一気に半分以下に詰めてしまうと、葉がほとんど残らず光合成できなくなることがあります。
樹種によっては、そのまま弱って枯れてしまうケースもあるので注意が必要です。
とくに常緑樹は、冬場に葉を失いすぎると春までの回復が追いつかないことがあります。

見た目だけを優先して「ここまで短くしたい!」と決めてしまうと、ついつい切りすぎてしまいがちです。
そこで大事になるのが、ゴールの形をイメージしつつ、そこに数年かけて近づけていくという考え方です。

段階的な仕立て直しのステップ

おすすめは、次のような段階的な仕立て直しです。

  • 1年目:高さ・幅ともに3分の1程度だけ詰める(太い枝は残しつつ、細かい枝で調整)
  • 2年目:前年の切り口から出てきた新しい枝を見ながら、さらに3分の1分だけ詰める
  • 3年目:理想の高さ・幅に近づける微調整をする(不要な古枝を間引き)

このくらいのペースであれば、毎年新しい枝や芽が育つ余地があるので、見た目を崩しすぎずに仕立て直せます。

「骨格」と「サブの枝」を意識する

仕立て直しを考えるときは、垣根全体を「骨格になる枝」と「それを支えるサブの枝」に分けて見ると分かりやすいです。

  • 縦方向にまっすぐ伸びている太めの枝=骨格の候補
  • 骨格の枝から横に出ている細めの枝=ボリュームを作るサブの枝

まずは骨格として残したい枝を決めて、その枝に沿って高さや幅のラインを決めていきます。
そのうえで、サブの枝の長さを調整したり、本数を減らしたりしていくイメージです。
「どの枝を残すか」から考えると、切る量を自然と抑えられるのでおすすめですよ。

仕立て直しはどうしても時間がかかりますが、そのぶん少しずつ庭の雰囲気が変わっていく過程も楽しめます。

大がかりなリフォームをする前に、数年計画の仕立て直しを試してみるのも一つの選択肢です。


剪定ハサミの選び方と使い方

道具選びも、垣根の剪定をラクに続けるための大事なポイントです。
とくに剪定ハサミは「よく切れて、手に合うかどうか」が超重要です。

ここが合っていないと、すぐ手が痛くなったり、変な力が入って切り口がガタガタになったりしてしまいます。

剪定ハサミ選びのチェックポイント

基本的には以下のように考えると選びやすいです。

剪定ハサミ選びのチェックポイント

  • グリップの太さ:自分の手の大きさに合っているか(握ったときに指が無理なく回るか)
  • 重さ:長時間使っても手首が疲れにくい重さか
  • 切れ味:太めの枝もスパッと切れるか(テストカットできるとベスト)
  • メンテナンス性:刃の交換や研ぎ直しがしやすいか

実際に店頭で握ってみて、「開いた状態から閉じるまでがスムーズか」「自分の手のサイズに合っているか」をチェックしてみてください。
手が小さめの方は、女性向けや小型モデルの方が扱いやすいことも多いです。

使い方の基本とコツ

使い方の面では、次のポイントを意識すると、仕上がりと疲れ具合がかなり変わります。

  • 枝の付け根近くを刃の奥側で切る:刃の根元に近いほどテコの原理が働いて、少ない力で切れます。
  • 一度に太い枝を無理に挟まない:メーカー推奨の切断径を超える太さの枝は、無理せずノコギリを使う。
  • 刃の向きを意識する:刃が当たる側の枝がきれいに切れるので、残したい側に刃の向きを合わせる。

また、剪定ハサミは「使ったあとどうするか」も大事です。
樹液が付いたままだとサビやすく、次に使うときの切れ味が落ちやすくなります。

剪定ハサミのお手入れの流れ

  1. 作業後に乾いた布で樹液や汚れを拭き取る
  2. サビが気になる場合は、薄くオイルを塗っておく
  3. 年に1〜2回はネジを緩めて分解し、刃の研ぎ直しや細かい汚れの除去をする

庭ASOBIではオリーブの剪定記事でも、透かし剪定と切り戻し剪定の違いやハサミの使い方を詳しく解説しているので、樹形づくりの考え方を深掘りしたい方はオリーブの剪定をおしゃれに仕上げるコツも参考にしてみてください。
垣根にも共通する考え方が多いので、「あ、これ生垣にも使えるな…」と感じるはずです。


垣根剪定時期に適した作業と道具

ここからは、実際にどんな季節にどんな作業をするか、そして剪定バリカンやハサミをどう使い分けるかを、もう少し具体的に見ていきます。

「今日はどこまでやればいい?」がイメージしやすくなると、一歩がかなり軽くなるはずです。

  • 剪定バリカンを使う垣根の剪定時期
  • 生垣手入れに役立つ剪定頻度
  • 刈り込み中心の剪定方法活用
  • 剪定仕立て直しの進め方
  • 剪定ハサミとバリカンの使い分け

剪定バリカンを使う垣根の剪定時期

電動の剪定バリカン(ヘッジトリマー)は、垣根の表面をサクッと均一に揃えるのにとても便利な道具です。
長い生垣や背の高い生垣を手バサミだけで整えるのはかなり大変なので、「長さが5mを超えてきたらバリカンを検討」という感覚でもいいかなと思います。

剪定バリカンに向いている季節とシーン

おすすめのタイミングは次のあたりです。

  • 春〜初夏:新芽がある程度伸びて固まったタイミングで、飛び出した枝をそろえる
  • 初夏〜夏前(6〜7月):勢いよく伸びた部分を軽く刈り込んで、形をキープ
  • 秋(9〜10月):冬前にラインを整える軽い刈り込み

とくに初夏は、葉がしっかり付いてボリュームが出てくる時期なので、バリカンの「面を一気に整える力」がいちばん活きてきます。
「あれ、いつの間にかモコモコしてきたな」と感じたら、軽い刈り込みを検討してみてください。

安全に使うためのチェックポイント

剪定バリカン利用時の注意点

  • 真夏の猛暑日&真冬の厳寒期に、強い刈り込みは避ける
  • 太い枝(直径1〜2cm以上)は、事前に剪定ばさみやノコギリで切っておく
  • コード式の場合はコードを刃で切らないよう、常に位置を意識する
  • 高い場所は脚立をしっかり固定し、無理な体勢で腕を伸ばさない

さらに、ゴーグルや手袋などの保護具もできれば用意しておきたいところです。
バリカンは細かい枝や葉を勢いよく飛ばすので、目や手の保護は大事です。

「広い面をざっと整えるのはバリカン、中の枝を整理するのはハサミ」と役割分担してあげると、仕上がりもきれいで作業もスムーズになります。
バリカンで一気に整えたあと、気になる部分だけハサミで微調整、という流れがスッキリしていておすすめです。


生垣手入れに役立つ剪定頻度

生垣の手入れをラクにするコツは、「伸びきる前に、軽く整える回数を増やす」ことです。
がっつり剪定をする回数は少なくても、こまめな軽剪定を足していくイメージですね。

年間スケジュールのイメージ

たとえば、こんな感じのペース配分がおすすめです。

  • 年1回:冬〜早春の強めの剪定(特に落葉樹や高さを決めたい生垣)
  • 年1〜2回:春〜夏の軽い刈り込み(表面を揃える程度)
  • 気づいたとき:歩行の邪魔になる枝・明らかに枯れた枝だけをピンポイントでカット

「強剪定」と聞くと少し身構えてしまうかもしれませんが、実際には「骨格を整える作業」と捉えると気持ちがラクになります。
夏場の軽剪定は、あくまで形を維持するための微調整と考えておきましょう。

暮らしに合わせたアレンジ

家族構成やライフスタイルによっても最適な頻度は変わります。

  • 小さい子どもがいる家庭:安全優先で、通路や遊び場に張り出した枝を優先的にカット
  • 共働き家庭:春・秋の連休に集中して作業し、その他は気づいたときにサッと整える
  • 高齢の家族だけの家庭:無理をせず、年1回は植木屋さんに依頼し、あとは軽いお手入れだけ自分で行う

こうして分散させておくと、「1回の作業が重すぎてしんどい…」という状態になりにくくなりますし、ご近所から見てもいつも整っている印象になります。

目隠しとしての生垣を活かしたい場合は、庭でのキャンプや庭プールの記事でも触れているように、視線対策とメンテナンスのバランスが大切です。
具体的な目隠しアイデアは庭でキャンプは恥ずかしい?初心者でも安心の目隠しの工夫でも紹介しているので、組み合わせ方のヒントにしてみてください。


刈り込み中心の剪定方法活用

「細かいことは苦手だから、とりあえずまっすぐにしたい!」というタイプの方には、刈り込み中心の剪定方法が向いています。
ざっくり言うと、糸や水平器で高さの目安を作り、そのラインに合わせて刈り込むやり方です。

刈り込みの基本ステップ

基本の流れはこんな感じです。

  1. 両端の株に仮の高さを決めて、支柱と紐でガイドラインを張る
  2. 側面を下から上へ向かって刈り込む(落ち葉が下に流れるように)
  3. 最後に上面を、ガイドラインに沿って水平に刈り込む
  4. 四隅の角を少し丸めておくと、柔らかい印象に仕上がる

「真っ平らにしなきゃ」と思いすぎず、少し丸みを持たせてあげると、多少のデコボコは目立ちにくくなります。
はじめての刈り込みなら、「ちょっと余裕を持って高めに残す」くらいで止めておいて、翌年に微調整するくらいが安心ですよ。

台形仕立てで下葉を守る

きっちりとした四角いラインにするか、やや台形気味にするかで印象も変わります。
上側を少し細くしておくと、日当たりがよくなって下の葉も落ちにくいのでおすすめです。

見た目としても、「上が細く、下が広い台形」は安定感があり、倒れにくそうな印象になります。

ただし刈り込みだけで何年も続けていると、内側が徐々に枯れ込みやすくなります。
年に1回でもいいので、内側の古い枝を透く「メンテナンスデー」を作ってあげると、垣根の寿命がぐっと伸びますよ。


剪定仕立て直しの進め方

先ほど触れた仕立て直しを、もう少し「実際にどこを切るか」に落とし込んでみます。
生垣の仕立て直しでは、「残したい枝」と「思い切って切る枝」を分けて考えるのがポイントです。

観察からスタートする

進め方のイメージは次の通りです。

  • ① まずは全体をよく観察して、「骨格になる枝」を見つける
  • ② その骨格のラインを残しつつ、内側の絡み枝・交差枝・下向き枝を優先的に切る
  • ③ 高さを下げたい場合は、年ごとに上から3分の1ずつを目安に切り戻していく
  • ④ 幅を狭くしたい場合も、奥側の古い枝から少しずつ削るイメージで進める

ここで大事なのは、「いきなり完璧を目指さない」ことです。

1年目の仕立て直しが終わった時点では、「まだちょっと大きいな」「想像していた形とは違うな」と感じるかもしれません。
でもそこで止めておくことで、翌年に伸びてくる新芽を見ながら、より柔軟な調整ができるようになります。

切り口のケアでトラブルを防ぐ

豆知識:切り口のケア

太めの枝を切ったあとは、切り口が大きくて乾燥しやすくなります。
市販の癒合剤を薄く塗っておくと、腐り込みや病害虫の侵入を防ぐのに役立ちます。

これは生垣だけでなく、庭木全般に通用するケアの基本です。
とくに雨が多い季節や、病気が出やすい品種を育てている場合は、ひと手間かけておくと安心です。

仕立て直しはどうしても時間がかかりますが、そのぶん少しずつ庭の雰囲気が変わっていく過程も楽しめます。
写真を撮っておいて、1年ごとに見比べると「こんなに変わったんだ!」と実感できて、モチベーションにもつながります。


剪定ハサミとバリカンの使い分け

最後に、剪定ハサミと剪定バリカンの使い分けを整理しておきます。
どちらも便利ですが、得意な場面が違うので、役割を分けてあげると作業効率と仕上がりが一気に上がります。

道具得意分野向いている作業
剪定ハサミピンポイントのカット太めの枝、枯れ枝、不要な枝を1本ずつ切る
刈り込みバサミ面の整えと軽い刈り込み小さめの生垣や、細かく形を整えたいとき
剪定バリカン広い面を一気に整える長い垣根や高い垣根の表面を揃える作業

イメージとしては、「ハサミは細かい調整と健康管理、バリカンは仕上げの美容院」といった感じです。
内部の状態を整えずにバリカンだけで刈り続けると、見た目はきれいでも中がボロボロ…ということになりかねません。

具体的には、以下の通り。

  • 剪定ハサミ:枯れ枝・病気枝の除去、内側の透かし剪定、太い枝の切り戻し
  • 刈り込みバサミ:手作業での面の調整、小さめの生垣のラインづくり
  • 剪定バリカン:長い距離や高めの垣根の表面を、一気に均一に揃える作業

というように役割分担しておくと分かりやすいです。
逆に言うと、バリカンだけで全部を済ませようとするのはあまりおすすめしません。

太い枝を無理やりバリカンで切ろうとすると刃を痛めますし、内側の状態が見えないまま表面だけ整えることになるので、長い目で見ると樹勢が落ちやすくなります。

ハサミとバリカン、それぞれの得意分野を意識して、両方をバランスよく使ってラクするのが長く続けるコツですね。


まとめ|垣根剪定時期の実践ポイント

最後に、垣根剪定時期の考え方と、実際に行動に移すときのポイントをまとめておきます。
ここだけ読み返せば、その年のプランがざっくり立てられるような内容にしておきますね。

垣根の剪定時期と頻度の基本

  • 垣根の剪定は、年1〜2回を目安に計画する(樹種と生長スピードにより調整)
  • 真夏と真冬の極端な時期は、強剪定を避けて軽い整え程度にとどめる
  • 刈り込みだけでなく、透かし剪定で内側を明るく保つことも忘れない
  • 仕立て直しは2〜3年計画で、毎年少しずつ高さ・幅を調整していく

また、安全面と体力面もかなり大事です。

高所作業や電動工具の扱いに自信がない場合は、無理をせずプロに頼むという選択肢も視野に入れておきましょう。
業者に依頼する場合の費用は、垣根の長さや高さ、地域によって変わりますが、
「あくまで一般的な目安」として数千円〜数万円程度になることが多いです。

大事なお知らせ

ここで紹介している剪定時期や作業方法、費用感は、あくまで一般的な目安や私自身の経験に基づくものであり、すべての環境・樹種に当てはまるとは限りません。
正確な情報は公式サイトや専門機関の情報もあわせてご確認ください。

また、高木の剪定や大規模な仕立て直し、近隣との境界に関わる作業などは、思わぬトラブルや事故につながることがあります。
最終的な判断は専門家にご相談ください。

垣根は、単なる境界線ではなく、庭の雰囲気やプライバシーを大きく左右する存在です。
少しずつでも剪定のコツをつかんでいくと、「今日はここだけ整えよう」と気軽にハサミを持てるようになります。

庭ASOBIでは、垣根だけでなく庭木やグランドカバー、庭あそび全般の情報も発信しています。
芝生以外の選択肢が気になる方は庭を芝生以外にしたい人向けの代替素材ガイドなども参考にしつつ、あなたの庭と家族に合った「ちょうどいい手入れペース」を見つけてみてください。


垣根の剪定時期について知りたい際にあるよくある質問(FAQ)

自分の垣根の樹種は何かわからないのですが、剪定時期の判断はどうしたらいいですか?

樹種が分からない場合は、葉の状態や季節ごとの伸び方を観察しながら「春に強め・夏は軽め・秋に微調整」という基本サイクルで問題ありません。
常緑樹か落葉樹かでも判断が変わるので、落葉するかしないかもヒントになります。
写真を撮って園芸店やプロに相談するのも有効ですよ。

剪定しすぎてしまうのが怖いのですが、どのくらい切ると“切りすぎ”になりますか?

「枝葉全体の3分の1以上を一気に切る」と切りすぎのリスクが高まります。
とくに常緑樹は葉が減ると光合成量が不足して弱りやすいです。
迷ったら“少し残す”意識で止めておくのが安全。
翌年の生長を見て調整すればOKです。

剪定バリカンと剪定ハサミ、どちらを最初に買うべきですか?

最初は剪定ハサミ(+必要なら刈り込みバサミ)がおすすめです。
バリカンは広い面積の生垣を効率よく整える道具なので、長さ5m以上の生垣や背が高い垣根がある場合に追加すれば十分。
まずは“太枝・枯れ枝を確実に処理できる道具”から揃えると失敗しません。

垣根が伸びすぎていて手に負えません。素人でも仕立て直しできますか?

可能です。
ただし一気に短くすると枯れ込みやすいので、2〜3年計画で段階的に進めることが大切です。
・1年目:高さ・幅を3分の1だけ削る
・2年目:新芽の状況を見ながらさらに調整
・3年目:最終形に微調整
といった流れなら初心者でも安全に仕立て直せます。

プロに依頼するタイミングの目安はありますか?

次のような場合はプロに任せると安心です。
・垣根の高さが3m以上で脚立作業が不安
・太い枝が多く、ノコギリ作業が多くなりそう
・道路沿いで安全確保が難しい
・毎年の剪定が負担になってきた
費用はあくまで一般的な目安ですが、数千円〜数万円程度。無理をせず安全第一で判断するのがおすすめです。

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